「賃貸マンションでも、自分好みのオシャレな部屋にリノベーションしたい…」
SNSで素敵なDIYルームを見るたびに、そう思うことはありませんか?
しかし、いざ「自分で」やろうとすると、「退去時の原状回復費用が高額にならないか」「トラブルにならないか」と不安になって踏み出せない方も多いはずです。
この記事では、不動産のプロの視点から、退去費用トラブルを防ぐための「原状回復の正しいルール」や、賃貸でも安心して楽しめるリフォーム実例をご紹介します。これを読めば、敷金トラブルを回避しながら、理想の住まいを手に入れる方法が分かります!
そもそも「原状回復」とは?賃貸リノベの基本ルール
賃貸でDIYリノベーションを始める前に、必ず知っておきたいのが「原状回復」のルールです。ここを勘違いしていると、退去時に思わぬ高額請求をされる原因になります。

原状回復の定義(新品に戻すわけではない)
多くの方が誤解していますが、原状回復とは「入居時のピカピカの状態(新品)に完全に戻すこと」ではありません。
日常生活を送る上で自然に発生する傷や汚れ(経年劣化・通常損耗)については、入居者が修繕費用を負担する必要はないとされています。原状回復とは、あくまで「借主の故意・過失によって生じたダメージを直すこと」を指します。
費用負担の割合の目安(経年劣化 vs 故意・過失)
例えば、日照りによる壁紙の色あせや、家具を置いていたことによる床のへこみは「貸主(大家さん)」の負担です。
一方で、DIYで壁に空けた大きな釘穴、結露を放置して発生させた広範囲のカビ、接着剤で剥がれた壁紙などは「借主(あなた)」の負担となり、退去費用として請求されます。
国土交通省のガイドラインによる基準
国土交通省が定めている「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」でも、この費用負担の線引きは明確にされています。賃貸で自分でリフォームをする際は、「画鋲程度の小さな穴はOKだが、ネジや釘はNG」「貼ってはがせる素材を使う」という基本ルールを徹底することがトラブル回避の第一歩です。
賃貸マンションでリノベーションを行うメリット・デメリット

賃貸リノベのメリット
- 自分好みの空間になる: 既製品の無難な内装から、カフェ風やホテルライクなど、理想の空間を作り上げることができます。
- 持ち家より手軽で低コスト: 物件を購入して本格的なリノベーションをするよりも、圧倒的に初期費用を抑えられます。
- 愛着が湧く: 自分で手を加えることで、単なる「仮の住まい」から「自分の特別なお城」へと意識が変わり、生活の質が向上します。
賃貸リノベのデメリット
- 退去時の手間がかかる: 「原状回復OK」のアイテムを使っても、退去時には全て剥がしたり撤去したりする作業(時間と労力)が発生します。
- やり方によっては費用が高くつくリスク: 安価な素材を誤った方法で使い、元々の壁紙や床を傷つけてしまうと、結果的に退去費用が高額になるリスクがあります。
【テイスト別】原状回復OKなリノベーション・ビフォーアフター集
ここでは、原状回復が可能なアイテムを使ったテイスト別のリノベーション実例をご紹介します。
洗練された「モダンテイスト」
モノトーンやグレーを基調とし、生活感を抑えたモダンテイスト。はがせる壁紙(フリース素材)でアクセントクロスを一面に貼るだけでも、お部屋の印象は激変します。床には大理石調のクッションフロアを敷き詰めることで、高級感のある空間を演出できます。

温かみのある「北欧・ナチュラルテイスト」
木目調のアイテムと淡いカラーを組み合わせた、リラックスできる北欧スタイル。既存のフローリングの上に、接着剤不要の「置くだけウッドカーペット」や「ジョイントマット」を敷くのが定番です。ツーバイフォー材(2×4材)と専用アジャスター(ディアウォールやラブリコなど)を使えば、壁に穴を開けずにオシャレな飾り棚も作成可能です。

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弊社のお客様の実例!気になる費用とリノベ内容
実際に弊社で賃貸物件をご契約され、ご自身でリノベーションを楽しまれたお客様の実例をご紹介します。

↑入居時 | リノベ後↓

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プロが警告!やってはいけないNG行動と退去費用が高くなるケース
最後に、不動産のプロとして「これだけは絶対に避けてほしい」NG行動を解説します。
壁や床への直接的な接着剤・釘の使用
「少しくらいならバレないだろう」と、強力なボンドを使ったり、長めの釘を打ち込んだりするのは厳禁です。壁の石膏ボードまで貫通する穴や、既存の壁紙を破ってしまうような接着剤の使用は、退去時に壁紙の全面張り替え、あるいは下地ボードの交換費用を請求される原因になります。
備え付け設備の無断撤去・廃棄
「扉が邪魔だから外した」「備え付けの古い照明器具を捨ててしまった」というケースが稀にあります。賃貸物件の設備はすべて大家さんの所有物です。外すこと自体がNGな場合もありますし、許可を得て外した場合でも、退去時までに必ず元に戻せるよう大切に保管しておく義務があります。
カビや結露を放置しての施工(下地を傷める原因)
結露しやすい窓際の壁に、通気性の悪いリメイクシートを貼った結果、シートの中で大量のカビが繁殖してしまう失敗例は少なくありません。
まとめ
ルールを守って賃貸リノベーションを楽しもう!
賃貸マンションでのDIYリノベーションは、「原状回復のルール」さえしっかり守れば、決して怖いものではありません。
- 現状回復は「新品に戻すこと」ではなく、「故意・過失のダメージを直すこと」
- はがせる壁紙や、置くだけの床材など「専用アイテム」を使用する
- 接着剤や釘は使わず、既存の設備は勝手に捨てない
これらのポイントを押さえて、退去費用やトラブルの不安をなくし、あなただけの理想のお部屋作りを思い切り楽しんでくださいね!







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