麻布台ヒルズ 完全ガイド|東京・港区に誕生した次世代コンパクトシティの全貌
2023年秋、東京・港区に誕生した「麻布台ヒルズ」。延床面積約86万m²、高さ330mの超高層タワーを擁するこの開発は、住まい・仕事・文化・医療・教育が一体となった「コンパクトシティ」として、国内外から大きな注目を集めています。このコラムでは、麻布台ヒルズのすべてを丁寧に解説します。
1. 麻布台ヒルズとは?プロジェクト概要
麻布台ヒルズの正式名称は「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」。東京都港区虎ノ門5丁目・麻布台1丁目・六本木3丁目にまたがる約8.1haの敷地を、森ビル株式会社が中心となって再開発したプロジェクトです。
超高層タワーの外観デザインは米国「ペリ・クラーク・アンド・パートナーズ」、低層部の建築とランドスケープはトーマス・ヘザウィック氏が担当。街全体が一つの芸術作品のような統一感と圧倒的なスケール感を持っています。
▲ 麻布台ヒルズ 全体俯瞰(麻布台ヒルズ公式より)
開発区域面積
総住宅戸数
商業テナント数
プロジェクト基本データ
- 延床面積:約861,700m²(日本最大級)
- 緑化面積:約24,000m²(都心とは思えない豊かな緑)
- 想定就業者数:約20,000人
- 文化施設:麻布台ヒルズギャラリー・チームラボボーダレス
- インターナショナルスクール:60ヵ国以上の国籍の生徒が在籍
2. 商業施設・マーケット——約150店舗が集う都市型マーケット
麻布台ヒルズの商業ゾーンには、ファッション・フード・ビューティー・カルチャー・アート・ウェルネスなど約150店舗が集結しています。なかでも目玉となるのが「麻布台ヒルズ マーケット」。約4,000m²の広さに日本を代表する34の食の専門店が集う次世代型のマーケットです。
▲ 麻布台ヒルズ マーケット フロア構成(公式マップより)
週末に家族で立ち寄れるフードホールのような感覚で利用できる一方、平日の仕事帰りにデパ地下感覚で使えるのも魅力。街の地下階から中央広場まで緩やかにつながる回遊動線は、ショッピングというより「街を散歩する体験」に近い感覚を与えてくれます。
🌿 中央広場には約320種の植栽が広がる約6,000m²の緑地空間「麻布台ヒルズ アリーナ」も。買い物や食事の合間に、都心とは思えないゆとりある緑の中で休憩できます。
3. オフィス・ワークプレイス——就業者2万人規模の東京最高峰オフィス
麻布台ヒルズのオフィスゾーンは総貸室面積約214,500m²、想定就業者数約20,000人という国内最大級の規模を誇ります。メインの「森JPタワー」(地上64階・高さ約330m)を中心に、世界水準の設備を備えたオフィスフロアが広がります。
▲ 森JPタワー オフィスフロア・エントランスイメージ
Tokyo Venture Capital Hub——日本初のVC集積拠点
麻布台ヒルズの注目施設のひとつが「Tokyo Venture Capital Hub」。国内初のベンチャーキャピタル集積拠点として、スタートアップ企業と投資家が有機的に交流できるエコシステムを形成しています。また、ワーカー向けの交流・休憩スペース「ヒルズハウス」も設けられており、働き方の多様化に対応した環境が整っています。
Main Tower
麻布台ヒルズ 森JPタワー
地上64階 / 高さ約330m
延床面積 約461,800m² / 竣工 2023年6月
4. 文化施設・アート——「街全体がミュージアム」という革新的コンセプト
麻布台ヒルズが単なる「複合施設」にとどまらない理由のひとつが、文化・アートへの圧倒的な投資です。「街全体がミュージアム」をコンセプトに、国際的なアーティストのパブリックアートが建物のあらゆる場所に配置されています。
▲ 麻布台ヒルズ アート・文化エリアイメージ
森ビル デジタルアート ミュージアム:チームラボボーダレス
お台場から移転・全面リニューアルした「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」が麻布台ヒルズで再オープン。境界のないアートの世界に没入できるこの施設は、国内外から多くの観光客・アートファンを集める東京屈指の文化名所となっています。
▲ 森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス
麻布台ヒルズ ギャラリー
街の文化発信の中核を担う「麻布台ヒルズ ギャラリー」では、国内外の著名アーティストの個展やグループ展を定期的に開催。アートを「美術館に足を運んで観るもの」から「日常生活の中で触れるもの」へと変えるコンセプトが、この街の文化的個性を際立たせています。
▲ 麻布台ヒルズ ギャラリー 展示空間
5. ウェルネス・医療——慶應義塾大学予防医療センターが街に宿る
「健康を守る」から「健康を育てる」へ。麻布台ヒルズには慶應義塾大学予防医療センターが設けられており、個別ニーズに応じた先端の予防医療プログラムを提供しています。食事・運動・睡眠・ストレスを科学的に分析し、パーソナライズされたウェルネスプランを提案します。
▲ ウェルネス・予防医療プログラムのイメージ
「都市の中に、体と心を整える場所がある。」
それが麻布台ヒルズの答えです。
6. ホテル——世界初上陸「ジャヌ東京」が問う、新しい贅沢の定義
麻布台ヒルズには、アマンの姉妹ブランドとして誕生した「ジャヌ(Janu)」の世界初号店「ジャヌ東京」が開業しています。全122室を擁し、都内最大級のウェルネス施設を完備。サンスクリット語で「魂」を意味するJanuの名の通り、身体と精神の深い回復を促す空間設計が施されています。
▲ ジャヌ東京 ダイニング「ジャヌグリル」(ジャヌ東京公式より)
六本木・虎ノ門エリアの中心に位置しながら、凛とした静寂を纏う客室。ダイニング・スパ・フィットネスと麻布台ヒルズ全施設へのシームレスなアクセス——一泊では足りないと感じる豊かさがここにあります。
7. 住宅(レジデンス)——4タイプが揃う東京最高峰の「住まう体験」
麻布台ヒルズの住宅は総戸数約1,400戸。価格帯やライフスタイルに応じた4タイプのレジデンスが用意されています。
アマンレジデンス 東京(全91邸)
世界最高峰のラグジュアリーブランド「アマン」が初めて手がけるレジデンス。麻布台ヒルズの最上階に位置する全91邸という希少性と、アマンホテルのサービスをプライベートな住まいで受けられる唯一無二の価値観が、国際的な富裕層から注目を集めています。
▲ アマンレジデンス 東京 ラウンジ・ウェルネス(アマン公式より)
▲ アマンレジデンス 東京 邸内インテリア(アマン公式より)
Premium Residence
アマンレジデンス 東京
全91邸 / 森JPタワー最上層
アマンのサービスをプライベートに
麻布台ヒルズ レジデンス A・B
レジデンスAは地上54階建て・高さ約240m(2023年9月竣工)、レジデンスBは地上64階建て・高さ約270m(2025年10月竣工)。超高層から東京の街並みを一望する開放的な眺望が最大の魅力です。麻布台ヒルズのすべての施設が徒歩圏内に揃い、都市型ライフスタイルの究極形を実現しています。
▲ 麻布台ヒルズ レジデンスA(左)・レジデンスB(右)(森ビルリビング公式より)
Residence A · B
麻布台ヒルズ レジデンス A・B
A棟:地上54階 高さ約240m(2023年9月竣工)
B棟:地上64階 高さ約270m(2025年10月竣工)
麻布台ヒルズ ガーデンプラザレジデンス
トーマス・ヘザウィックが設計した低層棟「ガーデンプラザ」に位置するレジデンス。高さ約41mと超高層棟より低い分、地上に近い目線で中央広場の約320種の植栽と対話するような暮らしが実現します。育児世代や自然を重視するライフスタイルの方に選ばれています。
▲ 麻布台ヒルズ ガーデンプラザレジデンス(森ビルリビング公式より)
8. ロケーション・アクセス——六本木一丁目・神谷町、二駅が徒歩圏内
麻布台ヒルズの立地は「アークヒルズ」に隣接し、「六本木ヒルズ(文化都心)」と「虎ノ門ヒルズ(グローバルビジネス)」の中間という希少なポジション。文化とビジネス双方の個性を兼ね備えたこのエリアは、東京の中でも特別なオーラを放っています。
| 最寄駅① | 東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅 直結(バリアフリー屋内ネットワーク) |
| 最寄駅② | 東京メトロ日比谷線「神谷町」駅 徒歩約5分 |
| 周辺幹線 | 桜田通り・外苑東通り・麻布通り |
| バリアフリー | 六本木一丁目〜神谷町間、全天候型(傘不要)屋内歩行者ネットワーク完備 |
| 隣接エリア | アークヒルズ・六本木ヒルズ・虎ノ門ヒルズ |
アクセス面での3つの強み
- 二大エリアの中間立地:六本木ヒルズ(文化)と虎ノ門ヒルズ(ビジネス)の双方へのアクセスが日常動線に組み込まれる。
- 雨の日も傘いらず:六本木一丁目〜神谷町間の全天候型屋内ネットワークで、天候を気にせず移動可能。
- 周辺回遊性が大幅向上:長年の課題だった東西貫通道路の整備により、エリア全体のアクセス性が飛躍的に改善。
9. 建物・プロジェクト全体スペック
| 計画名称 | 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 |
| 所在地 | 東京都港区虎ノ門5丁目、麻布台1丁目、六本木3丁目 |
| 開発区域面積 | 約8.1ha |
| 敷地面積 | 約63,900m² |
| 延床面積 | 約861,700m² (森JPタワー:約461,800 / レジデンスA:約169,000 / レジデンスB:約185,300 / ガーデンプラザA,B,D:約43,800) |
| 高さ | 森JPタワー:約330m / レジデンスA:約240m / レジデンスB:約270m / ガーデンプラザ:約41m |
| オフィス面積 | 約214,500m²(就業者数 約20,000人想定) |
| 緑化面積 | 約24,000m² |
| 住宅戸数 | 約1,400戸 |
| 店舗面積 | 約23,000m²(約150店舗) |
| 構造 | S造(一部SRC造)他 |
| 設計 | 森ビル株式会社 / ペリ・クラーク・アンド・パートナーズ(タワー外観)/ Thomas Heatherwick(低層部) |
| 施工 | 清水建設・三井住友建設・大林組 他 |
10. 麻布台・六本木一丁目エリアの賃貸物件を探す
麻布台ヒルズ周辺——六本木一丁目・神谷町エリアは、都心屈指の利便性と洗練されたライフスタイルを備えたエリアとして賃貸需要が非常に高い地域です。麻布台ヒルズの施設を日常的に利用したい方、港区でのビジネスに便利な住まいをお探しの方にとって、最適なエリアのひとつです。
※ 掲載情報は取材・各社公開資料に基づくものです。建物スペック・施設情報などは変更となる場合があります。最新情報は各公式サイトにてご確認ください。
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